勉強するのは当然でお金を稼ぐためにそれだけでは足りない
私は新卒でIT企業に入社しました。
同じ学歴を歩んできたとしても就職する際に、大企業に簡単に就職できる人もいれば、中小企業に就職することが難しい人も多くいます。果たして、その違いは何でしょう。
私は大学院まで進み勉学に励んでいたものの、ただただ現実から逃避したいがために勉強に向かっている側面がありました。
そのため、人との関わり方、距離感のとりかたといったコミュニケーション力が小さい頃から全く育まれていませんでした。
言うまでもなく、コミュニケーション力が皆無な私は大企業に内定をいただけることなく、内定をいただいた中小企業に入社し社会人をしていました。
声を大にして言いたいのですが、いくら学歴に偏重な社会であるといえ、“人間力”が備っていないと、社会に出たときに何の役にも立たない人に成り下がってしまうことを覚悟していてほしいです。
そして、社会に出てから人間力を高めることはできますが、回りの人々とのギャップに負けないように死に物狂いで精進する必要があります。
以下に学歴社会について簡単にまとめております。
世の中では未だ学歴を偏重する傾向にあり、学歴別で生涯賃金が大きく変化しております。男性および女性の学歴別生涯賃金を表1に示しました。
表1 男性および女性の学歴別生涯年収について
学歴(生涯年収) |
男性 |
女性 |
中学卒 |
1億9400万円 |
1億3750万円 |
高校卒 |
2億730万円 |
1億4640万円 |
高専・短大卒 |
2億1450万円 |
1億7530万円 |
大学・大学院卒 |
2億7000万円 |
2億1670万円 |
表1では、男性の大学・大学院卒の生涯賃金は2億7000万円、中学卒の生涯賃金は1億9400万円となっており最大7600万円もの格差が生まれ、女性の大学卒の生涯賃金は2億1670万円、中学卒の生涯賃金は1億3570万円となっており最大7920万円もの格差が生じております。
ここ数十年の間で日本国民のほとんどが高校を卒業する傾向が強いですが、やはり学歴は大きな力を発揮することになるでしょう。
(主に自分のために。)
私は内定をいただいた会社を辞めフリーランス として活動しています。しかし、昔から劣等感を感じやすく自分に自信を持つことが苦手で、この挑戦はすごく不安でもあります。
そこで、自分なりに自信をもっていくには”どうしたら良いのか”を調査しました。
イギリスのジョン・ボウルビィ等の多くの研究により、
“安全基地”というものが多くあればあるほど、自分に自信を持って多くのことに生き生きと挑戦していくことができるそうです。
“安全基地”を決定づけるものは、親、友人、親友などの”人との絆”であると示されています。(スキルや経験や人脈、あるいは個々の自信や価値観等にあたる)。
そして、”安全基地”をもつことで次のような効果が得られることが研究されています。
- ・自己肯定感が高めることができる
- ・自分の等身大を認めてもらえ、幸せを感じやすい
- ・根拠のない自信を持ちやすくなる